4月25日、快晴。
Pacific DRIVE-IN横に停まったオレンジのトラック。ブランドロゴがドアいっぱいに描かれている。
Pacific DRIVE-INの看板の隣に、〈BILLABONG〉のフラッグが立っていた。その後ろを江ノ電が横切っていく。鮮やかなオレンジのトラックには、ブランドロゴがドアいっぱいに描かれている。ポップアップショップというより、この街に元から停まっていたような顔をしていた。
コーヒーを手にした人が流れてきて、犬を連れた人が足を止める。犬好きのためのイベントではなく、海と犬を愛する人の日常の中に、このイベントは置かれていた。
「BILLABONG SURF CO. EST.1973」が、犬の背中にある
メンズがあり、ウィメンズがあり、キッズがある。そこに、DOGが加わった。
ドリフトウッドを模したハンガーラックにラインナップが並ぶ。ラッシュガード、アロハシャツ、リードなど。
コレクションのラインナップは、アロハシャツ、フーディー、Tシャツ、ラッシュガード、そしてリード。「BILLABONG SURF CO. EST.1973」の文字と波のロゴが、白地にグリーンで入ったラッシュガードは、人間向けと同じグラフィックをそのまま纏っている。サイズの違いはあっても、フィーリングは変わらない。
アロハシャツは、人間と同じ柄でお揃いにできる。ネイビーにオレンジの大柄フローラル——〈BILLABONG〉が長年培ってきた柄づかいが、そのまま犬のサイズに展開されている。七里ヶ浜の太陽の下で並んで歩く景色が、自然と浮かぶ一枚だ。
メッシュ素材のウェアには虫除け・ダニよけ機能も。アウトドアへの解像度が高い。
メッシュ素材のウェアには虫除け・ダニよけ機能を備えたアイテムも。サーフブランドらしい、アウトドアへの解像度がある。ディスプレイのハンガーラックはドリフトウッドを模したもので、細部まで抜かりがない。
海の人の日常に、溶け込んでいた
会場の手前ではフリーマーケットが開かれていた。目の前の海では、ヨットやウィンドサーフィンを楽しむ人たちの姿。すでにビーチサンダルで歩いている人もいて、4月末とは思えないほど、この街の海の季節は早い。
Pacific DRIVE-INのテラスに集まった犬たち。DOG WEARを纏った姿が潮風に映える。
犬用ウェアと並んで、キャップやTシャツ、サーフパンツといった人間向けのアイテムも展開されたポップアップショップ的な構成。Pacific DRIVE-INのテラスは犬OKで、すでに顔見知りの犬同士が集まっている。DOG WEARを纏った犬を見かけると、「それ何サイズですか、うちの子も着れるかな」と自然に声がかかる。
馴れ馴れしくはない。でも、気持ちのいい距離感。潮風と、そういう人たちがいた。
「生活の中に犬がいることは、当たり前のことだった」——ブランドディレクターはそう話していた。特別なカテゴリを作ったのではなく、もとからそこにいた存在をラインナップに加えた。この街で犬と暮らす人たちにとって、それはごく自然な流れだったのかもしれない。
ハマリュウが切り取る、この街と犬の一枚
当日はストリートスナップで人気を集めるフォトグラファー、ハマリュウによる愛犬撮影会も実施された。
フォトスポットにきれいに収まる犬など、そうそういない。大興奮で大騒ぎする子、落ち着き払ったふりをしながら脱走を狙う子。犬たちの反応はさまざまで、それがまた、この場所らしかった。走り回る犬を追いながら、ひたすらシャッターを切る。
ストリートの視点で犬を追う。この街の空気の中で動く、生きた一枚。
スタジオで整えられた一枚ではなく、この街で、この空気の中で動いている犬の顔。ハマリュウが得意とするストリートの視点が、ここでも生きていた。
撮影された犬の中から1匹が「ビラボン・ワンバサダー」に任命され、ローンチアイテムを着用したイメージビジュアルに起用される予定。あの大騒ぎの中から、誰が選ばれるのか。それもまた、楽しみのひとつだ。
"Know The Feeling — Together"
波の街の日常に、犬は最初からいた。だから、DOGというラインがある。
海が好きで、犬が好きな人の服が、ここにある。好きなブランドと、犬と、一緒に。
コレクションは現在、全商品を店舗にて販売中。
公式サイト:boardriders.co.jp
