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lifestyle/topics

PAWLIVE plusと考える、犬とまちの共生

犬と人、まちの関係をやわらかくひらく、共生のビジョン

三宿の公園に、白いテントが立つ朝。 まだ人の少ない芝生に、犬と人の影がゆっくりと伸びていく。 コーヒースタンドの湯気。読みかけの絵本。子どもに撫でられる保護犬の背中。

都市のまんなかで、風景が少し変わりはじめていた。 犬と暮らす人だけでなく、犬とこれから出会う人たちも集う、ひとつの“まちの場”。

PAWLIVE plus1が描こうとしているのは、犬と人とまちが共に呼吸する、やわらかな都市のかたちだ。

犬との暮らしに「まち」がひらいていくということ

「犬を飼っている人のためのサービスですか?」 そんな問いに、PAWLIVE plusは首を横に振るかもしれない。

このブランドが描いているのは、“犬とともに暮らす”ことを中心に据えたまちのあり方だ。 そこでは、犬を飼っているかどうかよりも、犬という存在を通してひらかれていく視界に焦点がある。

イベントには、保護犬と触れ合う親子や、リード越しに挨拶を交わす近所の人たちが集まる。 犬は、街区のノイズを整えるフィルターのように、まちに微細なリズムをもたらしている。

 

犬と暮らすことで生活の粒度が整っていく—— その手触りを、まちの風景ごとデザインしていくのがPAWLIVE plusのアプローチだ。

“PAWLIVE TOWN”というビジョンと、その静かな熱量

PAWLIVE plusは、“犬と人が自然に共に暮らせるまち=PAWLIVE TOWN”の実現を目指すプロジェクトだという。 保護犬の譲渡会や、誰でも参加できる都市型イベントの企画運営、企業との協働などを通じて、 犬を軸としたまちのデザインを、社会の手ざわりとして更新しようとしている。 単なるペットサービスでも、コミュニティ支援でもない。 都市における“共生の文化”を静かに育てる団体として、じわじわとその輪郭を広げている。

 

“PAWLIVE TOWN”——犬と人が、自然に共にいられるまち。 その言葉には、ただの理想ではなく、現実に手を伸ばそうとする意志がにじんでいる。

創設者の小野千恵子さんがオランダで目にしたのは、犬がレストランにも電車にも自然にいる風景だった。 “特別な存在”ではなく、“ともにある存在”としての犬。 その穏やかで開かれた風景を、日本にも根づかせたいという願いからPAWLIVE plusは始まっている。

特徴的なのは、そのビジョンを「まちづくり」や「文化の醸成」として捉えているところだ。 犬との生活を個人の趣味やライフスタイルにとどめず、 まち全体の呼吸や関係性にまでひらいていく構想には、静かで芯のある熱量が宿っている。

都市に犬の姿がある。 その日常の風景が、誰かのやさしさや、まちの輪郭を少し変えていく—— そんな想像力が、PAWLIVE plusの根にある。

都市の日常に編み込まれる“気配”のデザイン

代々木公園のにおい、乾いた芝生の手ざわり、リードのたるみ。 PAWLIVE plusのイベントには、そうした“都市の生活感”がそのまま残っている。

「ワンコあおぞらピクニック」と名づけられた企画では、 保護犬の譲渡会や、犬の嗅覚ゲーム、リサイクルワークショップに加え、 絵本の読み聞かせや、子どもが犬と触れ合うためのスペースも用意されていた。

犬とともに過ごす家族はもちろん、まだ犬と暮らしていない子どもたちが、 読み聞かせの時間を通じて“犬の存在を自然に受け入れていく”—— その風景は、どこか都市のやわらかい未来を予感させる。

さらに、アパレルブランド「LAUW(ラウ)」と連携し、 売り上げの一部を動物福祉団体に寄付する仕組みも整っている。 着ること、買うこと、そのすべてが共生に触れるきっかけになるように。

 

PAWLIVE plusがつくるのは、イベントというより、まちにひらかれた“静かな関係性の場”だ。 犬を飼っているかどうかではなく、 犬という存在がまちの輪郭をやわらかくつなぎ直していく、その空気のデザインにある。

まちの風景としての犬——ソーシャルグッドと美意識の交差点

PAWLIVE plusが描く“共生”は、理念だけでは終わらない。

保護犬譲渡会、収益の寄付、リサイクル素材を活用したワークショップ。 都市の風景に溶け込みながら、社会へのまなざしが確かに織り込まれている。

けれど、そこに説教臭さはない。 デザインは静かで、美意識は洗練されている。 丸ゴシックの書体、低めに組まれたテント、土の匂いが残る芝生の上でひらくブースたち。

犬との関係性を、ただの利便性でも愛玩でもなく、 「文化」として捉え直す姿勢が、PAWLIVE plusの根底にはある。 それはもしかすると、ファッションモデルとしての創設者の視点や、 暮らしそのものを丁寧に見つめる美意識の延長なのかもしれない。 犬と人の関係が、まちの風景を少し変えていく—— そんな静かな連鎖を、淡々と、けれど確かに手渡している。

 

テントをたたんだあとに残る、犬の足あとと、ほんの少しの温度。 帰り道、リードの先がふと振り返る。

まちの景色は変わっていないのに、どこか輪郭がやわらいでいる。 そんな朝が、また静かにはじまっていく。

Footnotes

  1. PAW LIVE PLUS