犬の鼻先が、乾きやすくなる季節がある。 散歩のあと、顔を拭くときに触れたざらつき。 赤みが出るほどではないけれど、例年よりも乾いている気がして、気になり始めた。
かかりつけの動物病院でその話をしたとき、 「外からの保湿と合わせて、亜鉛を補うサプリも取り入れてみては」とすすめられた。 肌のバリアに関わる栄養を、内側から支える方法があるという。 そこで手に取ったのが、QIXの「PE ラジカルZnプラス」1だった。
飼い主としては、薬ではなく日常ケアの延長でできるものがあるのは心強い。 チュアブルタイプのサプリは、犬にとっても生活に馴染みやすい。 そんな距離感で、このサプリを数週間使ってみた。
鼻の乾きと、日々の“揺らぎ”に気づいたとき
フレンチブルドッグのように皮膚がデリケートな犬種では、季節の変化が肌にあらわれやすい。人間も夏と冬で化粧水をスイッチするように、こういった肌の弱い犬種はすこし意識をする必要がある。 散歩中に舞う細かい土埃、室内のエアコン、冬に近づく朝の乾いた空気。 人が思う以上に、犬は多くの刺激に触れている。
鼻先の乾きは、その小さな揺らぎのひとつだ。 一日のうちで何度も匂いを追い、草の実や風に触れ、地面に鼻先を寄せて歩く。 その積み重ねが続くと、角質が厚くなったり、細かい傷が乾燥とともに目立ちやすくなる。
かかりつけ医は、「外側からの保湿ケアも大切だけれど、皮膚の材料になる栄養を補うことで揺らぎにくくなる場合があります」と説明してくれた。 生活環境だけではコントロールしきれない部分に、インナーケアが役に立つという。
その考え方は、美容の世界でいう“肌体力を整える”に近い。 犬の肌も、環境の影響をまっすぐ受けるからこそ、根本的な部分を支える選択肢があっていい。
「PE ラジカルZnプラス」 — 亜鉛・オリゴノール®・ビタミンAの組み合わせ
QIXの「PE ラジカルZnプラス」は、皮膚と被毛の健康維持を目的にしたサプリメントだ。 成分の中心にあるのは亜鉛。 犬の皮膚・被毛の形成に関わるミネラルで、必要量が多いにも関わらず、普段の食事だけでは十分に摂りにくいことがあると教わった。
そこへ、ライチ由来のポリフェノール「オリゴノール®」が加わる。 外的刺激にゆらぎやすい季節に、肌を健やかな状態に保つためのサポート成分として知られている。 さらにビタミンAが組み合わさり、皮膚の健康を総合的に支える構成になっている。
とはいえ、サプリを続けられるかどうかは“扱いやすさ”で大きく変わる。 このサプリは鶏ささみ風味のソフトチュアブルで、食いつきの良さが助けになる。 一日のリズムのなかに自然と馴染む形状で、犬に負担がない。
人間の美容でも、サプリメントは「習慣にできるか」が続ける鍵になる。 犬との暮らしでもそれは同じだと感じた。
数週間で見えてきた、鼻・皮膚の“落ち着き”
変化は、ある日突然やってくるわけではない。 毎日のケアの中で、じわりと現れる。
与え始めて数週間。 最初に気づいたのは、散歩後の鼻先の触り心地だった。 乾燥で出ていた細かなざらつきがやわらぎ、角質の厚みが目立ちにくくなる。 赤みが出る頻度も減り、肌が落ち着いた状態が続くようになった。
ざらつきがやわらいだ変化は、写真でもわかりやすい。
“しっとり”という表現ではなく、 “揺らぎにくくなった”というほうが近いかもしれない。 外的刺激が強い日でも、帰宅後に肌のトラブルが起きづらくなる。副次的に、というよりは同じような皮膚なのだから当たり前なのだが、耳垢の溜まり具合やしわのなか、肉球の間までが今まで赤かったのかと実感させられるほど徐々に落ち着いてきた。
かかりつけ医からは、 「亜鉛は皮膚の材料になるものなので、続けてこそ意味があります」 と言われていた。 その言葉の意味が、少しずつ実感として積み重なってきた。
外側の保湿ケアだけでは支えきれなかった部分に、 インナーケアの静かな力が加わっていくような感覚。 犬の肌も、内と外が整うことで安定していく。
次に考えているケア — 肌全体のためのサプリメントへ
鼻先の乾きが落ち着いてくると、視点が“ポイントケア”から“全身の肌”へ広がっていく。 皮膚はつながっていて、季節や環境の影響が全身に波及しやすい。 とくに乾燥しやすい季節は、早めに備えておきたい。
次に試してみたいと思っているのが、同じQIXの「PE スキンバリア」シリーズ。 とくにプロテオグリカンとマンゴスチンを組み合わせたサプリメントは、肌の潤いとバリアを支える方向性に特化していて、本格的に寒くなる冬の前に取り入れるのに良さそうだと感じている。
季節に合わせてケアを変えることは、人の美容では当たり前で、犬のスキンケアにも同じ視点が取り入れられるのだと気づく。 日々の肌トラブルを予防できると、散歩の時間や家でのスキンシップも自然と軽やかになる。
日々の揺らぎに、ひとつの選択肢を添えて
犬の肌の変化は、ほんの小さなサインから始まる。 そのサインに気づいたとき、外側のケアだけでは届きにくい部分があることを教えてくれる。
「PE ラジカルZnプラス」は、日々の揺らぎを静かに支える、生活に馴染むインナーケアだった。 そして次は、肌全体に視点を広げたサプリメントを取り入れてみるつもりだ。
犬との暮らしは、がんばるためのものではなく、 生活の粒度をひとつずつ整えていくためのものだと思う。 その柔らかいリズムの中で、また季節を迎えていきたい。
Footnotes
獣医師監修
本記事は獣医師の監修のもと作成されていますが、個々の犬の健康状態によって適切なケアは異なります。愛犬の健康について気になることがある場合は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。
